な……なんか……えっこんなに性規範苦しい作家だったっけ……そうか……いやしかし納得してる自分もいるので元々そうだったんだろう。
行かず後家って語句がナチュラルに出てくるっつー。
あと男性の女装差別まで出てくるなんてな。
なんか、そうなんだよな、都合がいいんだ。恐ろしく。
そういうところ好きなんだけど。
恋愛というよか馬の合う共同体で漏れなく世を斜に見てる登場人物たち、なんというか、安定枠という感じ。
いやはや、表題作以外はわりと好きだよ。
『3月革命』が好きかなあ。血の繋がらない姉弟のやつ。
どちらが堕天使か。そういうのモノローグ捌きの味付けが乙なんですよね。