真昼の淡い微熱

感想ブログ

2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

銃座のウルナ1-3巻/伊図透

なんだこの胸苦しさは。取り立てて奇抜なことをやってるわけではないのにぐいぐい読ませる。面白い。雪は閉塞をもたらす。女部隊は辺境を表す。トロップの平和さがそれらを引き立てる。世界から隔絶された地でしかし閉塞感を打破するために戦うのではない。…

君は夏のなか/古矢渚

ずーっと読んでる。真骨頂だ。夏と男子高校生相性よすぎでしょ。相変わらず要素の調理がめちゃくちゃうまいんだよな~。場面チョイスがドラマチックで素敵。雨のバス停という王道であーだから好きになったんだなあいやそりゃ好きになるよ~っていう納得と気…

男の絆-明治の学生からボーイズ・ラブまで-/前川直哉

意外とジェンダー論初学者に向けて書かれてた。セジウィックの論が難解だったからかな……。修論下敷きというのもあるだろうけど。そうそうー!「昔の日本は同性愛に寛容だった」論イラッとするんだよ。ホモソ下位への搾取と対等な人間関係の区別がつかないの…

マギ33-34巻/大高忍

おお……運命をドストレートに問いかけてきた……。力ではなく役割分担することが運命への対峙法になるってどういう意味になるんだろう?ソロモンのやったことも悪ではないか、にアラジンの運命観はどう答えるんだろう、エゴにしかならないのかな。なんかね究極…

AIの遺電子6巻/山田胡瓜

この作品のなにがいいって家族観だ。「本物の母が三人いる」とか「洗脳しても努力なしに仲のいい夫婦にはなれない」とか「それが子供のためになるわけではない」とか。唯一2巻あたりの「いくらでも容姿のいいアイドルは作れるから差別化競争が激しくなる」に…

出口ゼロ14巻/瀬田ハルヒ

うーーーーーーーーーん。お、おう?ロマンス……ロマンス……。ロマンスの敗北と読み取ることは可能ではあるんだよなあ。咲良が最初に想定したほど物語の中核に存在しておらず結局は夕日とゆみかの話であったわけで。だからキスしたんだよな、咲良が夕日に侵入…

2DK、Gペン、目覚まし時計。2-5巻/大沢やよい

なんかどうしてもカプは固定で拝見したくなっちゃうので、あらゆる百合の可能性が広がっていた本作については意識的に奈々美とかえちゃんびいきにならないよう調節していた。だから葵さんが奈々美にキスしたとき拳を振り上げWINNERRRR!!!と天を仰いだ。固定…

有頂天家族2

日々の癒しだった。矢二郎推しなのでいろんな化け姿が見れて嬉しかったし旅立ちわりと本気でさびしかった。鬼とか地獄とか将棋の駒とか虎とか将棋盤の虎歯形とか叡電とか次から次へと飽きないポップな画面。ごりっごりの家父長制を特に疑うこともなくやって…

ももたまい婚

結婚おめでとう!!!!!BDみた。2016年9月4日。いや……とりあえず……とりあえず司会進行どうにかならなかったの。飯塚さん……って思ったけどこういうときこそ山ちゃんでは!?めちゃくちゃ適任では!?お忙しかったのか!?殺されてたなー。せっかくかわいく…