真昼の淡い微熱

感想ブログ

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

7SEEDS 全35巻+外伝/田村由美

面白すぎて参る。 これぞ少女漫画!! で最高。 私が少女漫画に求めているものが詰まっていたし、ついでに『蠅の王』とか『無限のリヴァイアス』に求めていた感情を全部持ってかれましたね。 リヴァイアス感想見たら「しんどくなるくらいのめり込める、狂気…

UPLOAD

アマプラドラマ。 序盤わくわくしたなーー! サーバー天国。 UPLOADを拒否する老人とかまではわかるけど広告三昧とか2GB?の地下層とかは現代だから出てきた表現ではないか。 だからサーバー容量問題とか出てくるかと思ったのにそれはなかった。無制限かな。…

ウマ娘 プリティーダービー

一期・二期。かわいかった。最後ちょっと泣いちゃった。トウカイテイオーちゃんが最後走れなくなるの知らなかったらもっと感動してた気もする。一期で活躍してたスペちゃんが二期になって影を潜めてしまうことへのモヤモヤがあったのだけど、ウマ娘時空がわ…

今日もひとつ屋根の下/犬井あゆ

犬井さん絵が見やすくなってる!前は絵で断念してたけどこれからは読んでいこう。これぞ百合だからなせるわざといった作品である。このリアルとフィクションの融解こそが百合の本懐と言ってもいい。こういう女同士カップルの「語り」はさ、あるところにはあ…

トーベ

女と出会ってしまった女の話だった。 もっとポリアモラスな感じかと思ったら女と出会ってしまった女の話だった。 ラストはぼろぼろと泣いた。 なんの涙がわからなく、理由をつけようとしてみたけどどれもしっくりこない。ただひとりで踊るトーベのその真芯に…

生きるとか死ぬとか父親とか(ドラマ)

原作エッセイ先に読んじゃったな〜。 1話序盤のカット乱舞山戸節がやっぱ好きだなあ。 うーん、なんかね、エッセイが「物語化を拒絶しつつも物語化してしまう」物悲しさを含んでて、作者本人が言うように自分の人生を肯定したいがために安く成り下がった美談…

戦争と性暴力の比較史へ向けて

要約ではなく印象に残ったとこのメモ。エイジェンシー:構造を免責しない主体性。すべては構造化され普遍的なパターンに当てはめられる構造主義のあとに差異、主体に注目したポスト構造主義の用語。本人の主体はある。だが主体は構造のもとにしか現れない。…

違国日記〜8巻/ヤマシタトモコ

なんと感想を書いていなかった。びっくりだ。初めどういう気持ちで読んでいたのかもう思い出せない。接待漫画だ、と思っていた。読み直して改めて、私は別に私であることを肯定される必要はないと気づいた。どんなに圧倒的描写力で鮮烈な刃を振りかぶってこ…