真昼の淡い微熱

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オウム真理教の精神史/大田俊寛

あー。これ、最初に読むべきものだな。
体系づいてて、時代のうねりの中でオウムが生まれた経緯がわかりやすい。
一冊の本としても優秀なんだと思う。

まさか近代国家の設立まで遡るとは。
「近代国家は公的に死を上手く扱えない」。
まさに。
『オウムからの帰還』で「自分が代替可能な存在なことのショック」が始めに書かれてて戦慄。ああこういうことか、と。

宗教って面白いよ、ね。