真昼の淡い微熱

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昭和元禄落語心中 8巻/雲田はるこ

「死んじまうにはこの世はあまりに愛おしい」
この台詞美しすぎる。泣いた。
結局落語と心中なんかできやしねえぜと。
やりたい落語ができなくなってく恐怖か。自分がやりたい最高の落語をやれって言う与太郎との対比?

小夏の抱えてるもの重すぎでしょいきなり……。
与太郎が抱きついて小夏がいつもの調子でからかうシーンの空気感なんともいえない。
どこまでもあったかさが滲む、だから好き。