真昼の淡い微熱

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成層圏の灯/鳥人ヒロミ

シリーズ全4巻。面白かった……。浮気ドラッグ心中未遂近親相姦重い重い。

成層圏の灯
前の感想に「安易な救済物語にならないことを祈る」って書いてあって、うん、ならなかったといえるかな?


もう執着のために執着するみたいなね。
土下座するくらい追い詰められるのも、しかし土下座したら気がすんだから捨てるのも好み。

過去を打ち明け「初めて繋がった気がする」って(感動主体にならず)笑いあって心が寄り添うの大好きです。
穏やかに幸せに笑いあうの萌え。

叔父さんと喜瀬川の関係も好き。
どろどろに溺れていく、思わず甥に欲情してから手を出すまでの心理描写とか、それでそれがすべてになってしまう喜瀬川とか。
閉塞型依存はメインカプでなければいけるらしい。

男だから将来不安だって今さら言って離れる元ノンケな。
男のプライドが刺激されて才能ある相手に劣等感。