真昼の淡い微熱

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宇宙のステルヴィア

まあ……そこそこ……面白かった、かな……?
基本可もなく不可もなく、たまに可がありまた平坦、みたいな。
作品の軸となるテーマがなく、個々のエピソードがぶつ切り。
だからエピソードそのものはよくてもそれがどこにも繋がらず宙吊りで終わる……という。
最終回でお母さんとの「和解」が描かれなかったのが象徴的。
もうね、親の愛情ネタとか私すごい弱いんだけどその帰結がないなんて。
グレートミッション→生命体との殺しあい→平和ボケだったーって流れ綺麗だと思ったのに特にそこ突っ込むことなくジェネシスミッションへ……あらそう、って。

初佳の非道も「この子は二度もそれをやるだけの人間性を持つのか?」に答えてはくれず。
「一緒に飛びたかった!」はどこにかかっているんだろう。百合としても別に好きじゃないけどまあ百合だな。

何よりプログラミング描写が抽象的で緊迫感がなかったこと、学園ものなのにキャラに全く魅力を感じないことが致命的だったな。
なんか唐突に恋愛になるし。まあ対等を目指す志麻はよかったけどキャラに魅力ないからすれ違いの解消もそうですかとしか。
女子みんなの喧嘩も。
なんか、全体的に惜しい。