真昼の淡い微熱

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天使禁猟区/由貴香織里

あー由貴香織里ってこの作品の方だったんだ。
絵きっれい。
90年代の少女漫画の絵好きなんですよね……一番懐かしく親しみがある。

前世ものに兄妹恋愛ものという時代感。そ、そんなに「禁忌」なのか近親……。


話は苦手なタイプ。
設定ずらずら並べられて漢字にカタカナルビ多用でもう何がなんだか把握するのが大変。
すごいこう支配体制に抗ったり頑張れば人を生き返らせることができたりという、少年漫画っぽい構造。
だから刹那が記憶を取り戻さなかったり少女漫画らしからぬ「前世もの」の描かれ方がちりばめられている。
それでいて近親愛やら「紗羅しか愛せない」やら「僕らは本当にふたりでひとりの「吉良朔夜」になったんだよ。この僕も君の一部分」やらの少女漫画性が十二分に含まれているところは面白かった。

吉良先輩のお父さんのエピソード好き……もうこの吉良朔夜もお父さんの子供なんだ愛すべき息子なんだ……北海道へ行かなかった。


あとの話はわりと結構どうでもいい。。