真昼の淡い微熱

感想ブログ

ちはやふる31巻/末次由紀

うわあああああ?!
え?え?

全然先の展開予想をしようとしてなかったから千早と新の対決だけでもかなりの衝撃を受けたのに、か、勝った??
千早が?

えええ……どういうこと……。

まあ新団体戦慣れしてないとか千早の主将としての成長とか理由になれるようなところはあるんですけどまじかー。

瑞沢が北央に、藤岡東が富士崎に負けたときの礼、ちょうど千早が下手に向かって新が上手に向かってしてるんだよね。
そして千早VS新戦でも基本構図が新→←千早。
ほんときっちり理論だてて画面つくってるよな。好き。
そしてその構図は千早の勝利を予見している。

あの「せ」を一瞬で理解できなかったのが少し悔しい。読み返したいな。
新のいやらしさがこう清々しく描かれるの好き。瑞沢主将から千早を引き剥がそうとするあたりとかも。
そして新は負けても、持ち前の負けず嫌いや小6の頃の千早像を覆されたショックはあれこそ「女としての(見下し目線で恋心を抱いていた)千早」に負けたショックなんていうみみっちさは絶対ないだろうなと思える信頼。少女漫画だよ。

太一が完全にヒロイン笑う。
「俺なんかいなくても」いじいじ→部長がいないから負けた自己肯定な。
太一が会場に現れるシーンの演出ドラマチックすぎる最高。
いなくても太一の影はずっと傍にあった。
千早が「いるみたいなの」と笑い、たいちのはちまきをつけ、太一のような主将を演ずる。
「千早」個人でなく瑞沢団体の勝利であるのなら、太一に気づいた千早の勝利それは千早と太一が新に勝った瞬間たれるんだ。
しかし恋愛感情云々のまるでないちはあら戦だったな……好き。
たいちはフラグ立つのもいいですけど新への恋愛感情は「単なる憧れだった」とかじゃなくてちゃんと恋愛感情として昇華してほしいよ。いやどうなるかなんて知りませんが。

何気に綾瀬家の千早と千歳逆転問題気になる。
今まで千歳に偏りすぎてただけではあったけどさー!お姉ちゃんの哀愁ー!



追記。
最近全巻読みなおしたら誤読だらけだったなー。まあいいけど。
そもそも私は新がかるたから離れていたことを結構失念していたぞ。
対比。対比。
「新の調子は悪くない」と明言されているので新が千早に負けた理由にはならないし、千早は「主将」になっただけで太一になったわけじゃないよな。
あと太一フラグは別に立っていなかった。