真昼の淡い微熱

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恋する暴君10巻/高永ひなこ

「本編後の平和な日常」をこう長々と見ていられるのって幸せだよな。
しかもそんなに蛇足とは感じさせない。
なにしろキャラが立ってるからなー。
「ケジメのないのがヤ」って説明してくれる兄さん……感動。
筋が通ってるもの。
キャラの言動が過去のいざこざ(解決済)のわだかまった結果だと見せてくれるのが好き。
森永の自信のなさなんかもだけど、手を振り払うところとか「自己完結か謎解釈か」とかね……宗一あそこで森永を否定してしまったと思ってたのか。


はてさて現在同性パートナー持ち元ホモフォーブの宗一と国博が森永両親にどう掛け合うか気になる。
そのへんの描き方は信頼できる作家さんだから。わざわざ宗仁さんの対応を指して「ふつう」を「平均」と言ってくれる細やかさが好き。
海外婚と養子縁組をやったので次はパートナーシップ制度使おう……日本で同性婚法制化されるまで連載続けよう……。