真昼の淡い微熱

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ぼくの地球を守って CDシネマ1,2

ふと「ぼく地球いつか再アニメ化するっていうの非現実的じゃないのでは?」と啓示を得て(単なる勘)急に惜しくなったので持ってなかったドラマCD2枚を取り寄せた。

ぼく地球は私の原点なので……昭乃さんとびっくりするほど運命的な出会いをした作品でもあるので……思い入れがありすぎる。
でも何度も何度も、1年に一度はブーム到来するくらい読み込んでるから、今さらぼく地球で泣くなんて思わなかったよ……。
木蓮の最期でやられました。
速水奨さん美声すぎて紫苑っぽくはなくない?と前から思ってたけどこのラストで有無を言わさず素晴らしく紫苑だったので不満は浄化されました。


木蓮もさあ!木蓮が一番ハマり役ですよね!さすがに亜梨子と声優さん分けただけある。
篠原さんすごく木蓮だった。まさしくキチェ・サージャリアンであり美の体現である麗しき高潔処女だった。
脚本の都合上木蓮の心情が開示されずに終わったのは残念だったな。篠原ボイスもっと聴きたかった(ついでにセヴオルー、せめてロジオンパパとのエピソードが……パパ石田彰か……)し、何よりこわい。
木蓮の心理がわからなくてこわい。
えっなんで紫苑のこと好きなの?みたいな。紫苑から見ると聖母と理解するしかない意味不明さだよなたしかに。
そこでのちにお転婆跳ねっ返りという木蓮像を出せたのはぼく地球が少女漫画だったから、とは思うよね。
人間の泥臭さの描き方、この時期の日渡早紀は神がかっていたんだ……。

ラズロのエピソードもしかりで。
公式で3回も音声化してるのやりすぎだろ。どんだけ好きなの。しかしここのキャーの鳴き声が下手すぎて興を削がれる。

しかし改めて、改めて月編ほんっっと救いようねえよな……。びっくりだ鬱しかない……。
玉蘭の心情補完されたのもでかかった。まあ紫苑への嫉妬がモノローグで明かされるのは蛇足だけど、少なからず親しく思って切磋琢磨してる仲だった幼友達を「殺してやる」とまで言うんだ……。
その後死ぬまでの玉蘭ってどんな気持ちだったんだろな。
まだ深刻な事態を知らなかったとはいえ紫苑と木蓮の婚約を「俺はショックだー!」と明るく大袈裟に嘆ける迅八に転生してよかったな……ギョクは迅八に救われたと思うよ。
てゆかココに声あったのびっくりした。

母星消滅のシーン、BGMが安っぽかった(というか古くさかった?)のと繻子蘭松井さんの演技に迫力がなかったのとで緊迫感薄かった。
でも繻子蘭のモノローグはよかったな。槐との会話も!
『Moon Light Anthem』イメージビデオ冒頭は繻子蘭ひとりだったからね。
ここの「あなただったら失恋したって真実だったからと後悔なんかけっしてしない」あたりの台詞すっごい好きなの!好きなの!

「豊満な胸が早鐘を打っている」とかそんな下手な官能小説みたいな台詞速水奨さんに言わせちゃうのかーー!!と思った。
こういうので笑っていかないとレイプは本気で絶望的シーンだな……ということがよくわかりました月編繋げてみると……。
槐に罵倒されて抱き締めたくらいで拭える罪じゃねえよな紫苑が玉蘭を死に追いやったというのもあながち間違いでもなさそう。
そんな感じの……色々……。

あっ転換時の「ムーーンウェーーー」の囁きが昭乃さんだったのは思わぬぼたもち。かわいい。
ぼく地球ラストまで再アニメ化してほしいなあ。
輪役は沢城さんでほぼ間違いないと見て、木蓮はまた篠原さんがいいなあとこのCD聴いて思った。それくらい好き。
しゅ、主題歌昭乃さんとは言わないからせめてラズロの部屋にサージャリムが出現したシーンは『月からの祈りと共に』のままで……!
CDそのシーンカットされたの残念だった。
みたいな夢想が広がる。ぼく地球大好きだなあ……私の人生に染み付いてる、というかぼく地球と共に生きてきている。