真昼の淡い微熱

感想ブログ

philosophia/天野しゅにんた

ふおおう……。
まず煙草ちゅーというBL構図が百合の表紙になってることに衝撃があったよ……。

そして段々知に惹かれ執着して俗世を受け入れていく愛の心情変化も。
ラストも、えええ……。それでも最後には知も愛に少しは惹かれているとわかったのが救いか。
「私は知さんをわかりたい」「私は愛にわかられたくない」
この会話凄く好き。フィロソフィア的な二重意味も知のこの断絶も!!!
めちゃくちゃわかるー!とも思う。

おまけの救済は正直いらなかったかな……。
愛にはずっとその重たい初恋を一人で引きずっていてほしい。