真昼の淡い微熱

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透明なゆりかご1~4巻/沖田×華

1、2巻を外で読んでしまって完全に失敗した。
重い。
涙をこらえるだけで必死。
こんな生死の境がさあ、町の片隅にある。たしかにあるんだな。


ただなんか重い内容のわりにまとめ方が取ってつけたような陳腐な綺麗事ばかりだな?
と思ってたら、3巻あとがきの「漫画ネタ探しの末に大昔の忘れてたバイト時代を掘り返した」話で納得。
人生に根差して深く考えたりはしてないんだなと。
「その後」として位置付けられた当事者たちの家族像が綺麗に救われすぎというか、本当にそれで幸せになってるんだろうか……という感じ。
作者の願望が見える。まあ救われないとやってられんよな……。