真昼の淡い微熱

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百と卍/紗久楽さわ

ディティールすげえ……。江戸庶民暮らしの空気感が伝わってくるし陰間の仕組みも……。いちぶのりのエロさ。
江戸しゃべり最初読みづらかったが慣れれば味。

陰間時代の話、これ二話でまとめた技術力。漫画がうまい。
醒さんがビジュアルだけ先に登場するのも得体が知れず想像をかきたてられる。
でミスリードされて明かされるどうしようもなさ。虚無感……。
罪悪感のある悪人ならまだしも社会的事情に巻き込まれた被害者なのがつらいなあ。

よかったね百樹……。
続刊も楽しみ。