真昼の淡い微熱

感想ブログ

2DK、Gペン、目覚まし時計。2-5巻/大沢やよい

なんかどうしてもカプは固定で拝見したくなっちゃうので、あらゆる百合の可能性が広がっていた本作については意識的に奈々美とかえちゃんびいきにならないよう調節していた。
だから葵さんが奈々美にキスしたとき拳を振り上げWINNERRRR!!!と天を仰いだ。
固定にならなくてよかったー!

でも恋心を自覚した奈々美ちゃんがかわいくてかわいくて!
かえちゃんの憎めなさとかこの子はこういうキャラなんだろうな~ってキャラの立たせかたがうまい。
新キャラもすっと入ってくる。


だからなー、もう一声ほしい!
恋由姫ちゃんの過去エピソードとかめっちゃよかったんだよな~没入できた。
「オリジナルで投稿もせずにエロ同人描いて即物的に客集めてる劣等感」とかこのディティール……完全に同人文化でしか伝わらねえ笑
ほんと恋由姫ちゃんの太り方がリアルでそのへんの生々しさが没入をつくっていた。


つなぎさえ……つなぎさえよければ……!
ひとつひとつの点がすごくよいのでそれをつなぐ線をもう少し丁寧に描いてくれたら安心して萌えることができる。
恋由姫ちゃんとかあれマジ告白だったの?って驚くわ。
あと葵さんと奈々美の後輩ちゃんのフォローなくていいよ……奈々美とかえちゃんのてこ入れだけの存在にするにはもったいないなあ。
出てくるキャラがだいたいみんなレズなのは最高、もっとやって。
少女漫画が自然にやってきてBLが踏襲してきた道。