真昼の淡い微熱

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ロング・ウェイ・ノース

色が~~~色彩が~~~最高だった!
北欧色が好きですね。これだけでだいぶん眼福。

脚本の省略と飛躍が気持ちよかった。ポイントを押さえていて。
サーシャがノルゲ号に乗るまでの駆け引き・やり取りを長く取り、乗ってしまえば大航海の苦悩は最小限に、「幼い女の子の願いのために船に乗せる」リスクと不満はラストに持ってくる。
多くは描写しない、しかしスマートというわけでもなく湿った空気は根底にあり、それがラストシーンを引き立てる。
祖父の死を悟ったサーシャのラストシーンがあったから好き、だねこれは。
ここがなければ「わあ満足」で終わってたかも。
無意味なヘテロもなくてよろし。
ラルソンふつうにギャンブル狂いのダメ男で笑った。ダメ男ではあるがキャラづけも過剰さがなく絶妙。