真昼の淡い微熱

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STEINS;GATE

面白かった……よ?
さすが時間もの
何がもやもやしてるのかと思ったら、やっぱキャラか
テンプレツンデレヒロインに薄っぺらさを感じるのか
で、そこでくっついちゃうのか、とな
主人公にも感情移入できない
そもそも日常シーンが回りくどくてつまんない応酬だから飛ばしてたしなー
岡部仲間は大切にするくせに仲間(フェイリス)の父親は結構あっさり捨てたりするし
父親や牧瀬を、何らかの正当性を以て死なせ(る世界線に行っ)たり救ったりするわけじゃなくて、本人らに「諦めさせる」ことで我儘を通してるだけだからすっきりしないの

MtFの扱いもな。女の子になりたい!→は?という空気
「男だが」が気持ち悪い。性別関係ないとか言って!
きっと気持ちを押し込めてしまう、というるか。
押し込めてるのは、抑圧してるのは、だあれ?
まあこのキャラについては、いろいろ、目をつぶってもいいというか、所詮シスヘテ社会でセクマイ差別なのはわかりきってることなので

で、牧瀬が死んだことを、そんなあっさり書き換えられるんだー世界ってそんな風に騙せるんだーって。パラドックスの解決法って時間もので一番の見所だけどあまりカタルシスない。
論文を燃やしたくらいで世界大戦という大きな出来事が変わるの?? それこそパラドックスは?
散々まゆりを助けられなくて苦戦してたくせに、あんなんで解決した体になってるの納得いかない

ふう。文句ばかりだけど概ね面白かったよ!!
秋葉原が変わったあたりから。
厨二病キャラがこんなふうに生かすことができるのかっていうのとか、タイトルに「意味はない」のとか、バタフライエフェクトで風桶ばりに些細なとこから巡りめぐって大きく変わる世界線の概念も時間ものの魅力だし、最初の牧瀬の死の伏線がこうくるかっていうのとかね。
ただ私は、最大限この話を楽しむ視点が欠けていたのだってこと。
キャラ萌え視点、恋愛視点は必要だったんだわ。ねらー厨二萌え等オタク的要素と、時間ものSFの融合という新しさがこの作品の魅力なのだから。