真昼の淡い微熱

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眠れぬ夜は誰のせい/村上左知

あれ……?
PC的にもお約束なぞる描写も、あれ?
ルールそのいちより後のはずなのに引っ掛かるぞ?


セクシャリティ描写が快適で、BLの王道をさらっとかわすような身軽さに好感持って作家買いしたのに……。
怪しいなあ。



話自体は、わりと好き。
良くも悪くもさらりとしてて、物足りなさは確かにあるけど、なんだろほんの些細な訴えだったり一瞬の間だったり、空気感が私の肌に合う感じ。
――ええ、リバ好きね!
作者のリバ好きね!!
これなのかな。
あとがきにある雅×修平のリバ妄想が凄まじくしっくりきたし私の普段の妄想と同じ道辿ってるようだし萌えた。
雅の「受けっぽさ」って、修平がより受けっぽいから攻めになった的な関わりとはちょっとずれたところにあるような気がする。
たまに出くわすそういうCPってどこか物足りないのに、これはきちんと攻め×受けでありつつ、それでも攻めに底はかとない受けっぽさがある、という。
=すっごい対等、リバ感がある。
多分私が作者と合うだけなんだろうが。
しかし自分にとってはそういうの掘り当てられたの嬉しいなー!

もう一編も可愛かったしー。
漫画は必ずしもエロがあるわけじゃないから良いですね……。
(小説は縛られてんのかしら……。)