真昼の淡い微熱

感想ブログ

美しいこと(ドラマCD)

わたし本当に『美しいこと』好きだな……!
いやあ。良かった。
雰囲気があって。
達央さんと杉田さんかあと、他キャラのイメージがついてきたらどうかなと思ったけど大丈夫だった。
杉田さんて声かっこいいんだね……?
いや、うん、いや。

まあでも松岡のエリート感はなかったなーと。達央さんだとイメージずれる。
演技の点ではとても良かったのだけど。特にキレるシーンの、抑えきれない怒りの表現が凄かった!
泣きたいようなじれったさ。
温泉資料持ってきたときの葉山さんへの嫉妬心キレとかよく伝わってきたし。
寛末が本社に押し掛けて資料室?で「君が気になる」発言後のキレ方が特に好き。

寛末の野暮ったい感じもよく出ていた。
日常会話のラフな空気も良かったな~。

あとエロが!エロが!
私笑わずにちゃんと萌えられるんだな、まずそこ。
そんで濡れ場すくねえええ。1分もなかった?
(ハチミツ浸透圧とかCD化してたけど中身超気になるな)
それ以外のところに重点置いて切り詰めている証拠。
で、あ、良いね……。BL読んでてもいまいち男の喘ぎ声想像できなかったんだけど、ああ、良いね……。
まあ、私に声優ヲタ属性なくて良かったよ。CD追いかけ始めたら際限なくなるぞ。


まあ、色々褒めたけど、自分のセリフ解釈からずれてやきもきすることが結構あったので、この先あまり聴くことはないだろう。
えっそこのイントネーションそうしたら切なくならないじゃん、とか。
小説で文字のみな分、そこから情景を構築してるから、少しニュアンスがずれてしまうと違和感が大きくなるんだと思う。
でも、脚本だかアドリブだか、「何もあんな…」「あんなのにしなくたって……」と原作改変してくれたのはスバラシィ!
原作が「しなくたってって…」だと気づいたときショックだったもん。あ、今そこにいる寛末に伝えているつもりのセリフになってるんだ、と。
そこを! 独り言にしてくれたからとても満足。
一言、って、大事。
こんな細かく見るんだから、やっぱり、解釈違いでもやもやするドラマCDは合わないんだろうなと。
映像化であればいっそ楽しめるものだけれども。漫画のドラマCDならもっといけるかな?


あ、でもBL小説ってドラマCDと相性はいいよね。
情景描写が手薄いからストレートに「モノローグ」として脚本に落とし込めるし。
そう! BL小説の語り部には決して一人称を言わせないし言ってほしくないけど、ドラマCDだとそこを改変できるしすべきである!
ああ、凄い!
多分他の小説でもそうなってるんだろうなー。

あとBGMの入れかたちょっと気になった。踏み切りのシーンの臨場感はあったけど。