真昼の淡い微熱

感想ブログ

革命か戦争か/野田成人

ふむふむ。
資本主義の綻びを指摘。

『精神史』の記述によれば、「教皇のかんざしてた利権の冠を社会が自らにかぶせるようになり、際限なき暴力装置と化した」と呼ばれるところかな。
事実「拝金主義はキリスト教的」とも言われたりしますしね。
金の永遠性を信仰する、という。


個人的に苫米地さんて人好かんな。
「オウムをやめたら可哀想って言ってあげられる」とか。
わからんではないけど、躊躇なく人を可哀想と言ってしまえる点が。


物質快楽を否定したい場合ゲームすること貶しちゃダメなんじゃ。
ゲームすることとオウム、いや宗教にハマることがどちらも精神快楽だというなら。
「麻原」を無批判に信仰してはならなかっただけの話で、外側からの価値観を更新できる状態にあるなら精神世界は満たされていたほうがいい。
お金は精神を満たす手段となりえるんですよ、切り離されてるわけじゃない。
人間関係の破壊ってのもわからんな。
ネットは結局人をつなぐようになったのだし。
別にそれが絶対ではないが。


しかしまあ、集団心理を感じるね……。
反対を言えない雰囲気。
麻痺。