真昼の淡い微熱

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ラクダ使いと王子の夜/緒川千世

狂気の物語は大好きなんだけども、大好きだからこそ注文多くなるんだよね……。
ただ狂気なだけの物語は冷めた目で見てしまう。うんうん狂ってるねー。
そんな話。
劣等感癒すための兄弟姦、レイプで産まれた子をレイプ主従父子姦。
少しの意外性さえあれば一気に惚れるんだけど。


振り幅という点では好み。
この作家さんがこういう振り幅を持ってること知らなかったらもっと高評価してたかも。
アラブものの純粋さときたら。
ラクダの想いが浄化する。砂漠でしか生きてゆけない。
もう一編はBLの恥ずかしさに慣れたつもりの私でもなぜかとても恥ずかしすぎて見てられなかった……。