真昼の淡い微熱

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ちはやふる 27巻/末次由紀

うっっっわ相変わらず高クオリティー
なんだろう、こうも力強く、確実に揺るがない「面白い作品」が存在してくれてることは救いだなあと思う。

「私たちは 全国大会前年優勝校の 瑞沢です」「あの優勝旗に トロフィーに 恥じない戦いを 絶対に するんです」
もうかなちゃんのこの台詞の重み!!積み重ね!!
泣いちゃいますってば……。

去年と違う面倒くさい後輩。「継承」大事ですもんね。
田丸さんもっと年上だと思ってた笑

「青春全部懸けてから」は本当に太一の楔なんだなあ。
「呪いにしたまま生きていくなんてできない」も大号泣よ。
やっと、「かるたを好きになる」太一の課題が動き始めたんだね。
「好きじゃないんだね」って言葉は、あの太一が涙を溢れさせてしまうほど痛い一撃だったんだね。
何程のものにしがみついてたかよく沁みる……。
で、かるた、再開ですねー!?
綺麗な流れだなあ……。

新めっちゃかわいいなあ相も変わらず。
千早と太一と対等になりたいんね。
でそれがまた千早に返ってくる美しさ。
全てが響き合う……本当に私『ちはやふる』好きで良かったなあ。

言葉の力を強く信じて導いてくれるところもすごく好き。
文学作家の言葉への信頼感と同等のものを感じる。
百人一首とはすごい物ですねえ 綾瀬さんに比喩を 言葉をくれている」
「言葉には力が確かにあることを 忘れないでいてください」
「あの言葉を あの毎日を 呪いにしたまま生きていくなんてできない」
だから、かるたなんだ、と。