真昼の淡い微熱

感想ブログ

金色のガッシュ!!~11巻/雷句誠

面白かった……!
早く続きが読みたい。
サンデーをリアルタイムで読んでた10年以上前に大好きだった作品。
思い出よりも遥かに面白い。
ストーリーはほとんど覚えてなかったけど、新キャラ出るたび「うわー思い出したこの子いたいた!!」と懐かしい気持ちでいっぱいに。

清麿がガッシュに対して「お前は何にでもなれる、可能性は無限」みたいなこと言って、ああ子供のための漫画だそっかー!と思いました。
だから魔物たちは小さく、子供の姿をしていると。
中学生を「育てる」側の人間として配置するのは凄いな。小学生にとっては充分大人なんだよな。
無垢なガッシュが、他者の影響を受け目標を持ち、精神を鍛えて新技の獲得という形で成長を遂げ、戦いを積むにつれて目標を具体化していき、「さあ、君が強く心を持って頑張れば何でもできる!」と言われちゃあ。
人を守ってこそ「やさしい王様」になれると掘り下げる回は素晴らしかったです。
キャラそれぞれの芯が強く魅力的で、この希望に溢れるメッセージの決着点が楽しみ。


ココシェリ……!ココシェリ萌える……!!!
不意打ち百合の絶大なお得感。10年前は百合オタの片鱗もなかったからスルーしてた……全く覚えてない……。
「あの子がまた、暗いトンネルの中に入ったのなら、私も入るわ!それがどれだけ長いトンネルでも、私達は一緒に出口を見つけるの!」(6巻 p130)
これ!!
自分も一緒に闇に寄り添って、そして二人で這い上がろうという精神こそ私の好みど真ん中だ!!
というわけでココシェリの行く末が一番気になります。

シェリーとブラゴの対等バディ感も大好き。
私、女騎士タイプの「かっこいい女性」は琴線に触れなくて、強い芯を持った長髪フェムっ子に惹かれるのだな。
なのでティオと恵も好き……。
今のところジェンダー感覚素晴らしいわ。