真昼の淡い微熱

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暁のヨナ 15~17巻/草凪みずほ

この話全然ハーレムものとして見てはいなかったんだけどそう見えるようになってしまったのは露骨になってきたからなのか「ハーレム」という情報を入れてしまったからなのか。


ヨナのキャラほんといいよね。
がしがし強くなってく。
リリの護衛をつかまつったスウォンに「あなたは何を考えているの?」痺れる。
スウォンに会っても言動が動揺するヨナではもはやないのだ。
「高華国にも戒帝国にも与しない」っていう立場を確立している。

そこで影響を受けて立ち上がるリリ~。ヨナリリおいしい~~。

ゼノの見せ場がきて嬉しい。ヨナの盾になる。しかしそれでヨナが囲われて守られるに留まらないだろうという安心感こそこの作品が好きな理由だ。


国を束ねようとしてもそう上手くはいかないと描くのも好き。
誰かを踏み潰す権力はいずれ裏をかかれる。
ヨナ父とスウォンの狭間でヨナは何を手に取るのかね。

てか少女漫画でここまで気合い入れたアクションシーン珍しいな。もちろんアクションメイン漫画には及ばないけど丁寧な心理描写もアクションもっていうのはすごい。
殴られた顔のぶさいくな歪みを切り取ったコマは少女漫画で初めて見た。