真昼の淡い微熱

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蒼穹のファフナーEXODUS 15話 交戦規定アルファ

あああああ……
真矢ちゃんここでか。ここでか、真矢ちゃん。
もうやだつらいよ……。必死に説得を試みてさ。
ずっと「話そう。やめたら相手も自分もいなくなっちゃう」とか健気に言ってた真矢がさ。

傷つく時間も与えさせてもらえない。
ちゃんと覚えてるよ、無印7話はひとり翔子の死を受け入れる時間を持ったこと。島という受け皿があったこと。
それをこの期に及んで一騎お前は!!
これ一騎しか寄り添う奴いねえって周囲は判断したんだろうけど一番行っちゃいけない奴が一番言っちゃいけない言葉言ったからな……。
そうだよねふたりの会話みんな知らないもんね……。
涙も気持ちも吐き出せないまま。
怖いよ……これ吐き出せないまま「冷酷」に変わるやつだよね……?私には弓子パターンしか予想できません。
ていうかこのふたりの落とし所はどこになるだろう。

13話との差がわかりやすい。
今週のフード:なし
食べ物は人が生き物であるために、人と気持ちを分かち合うのに必要なんだ。
ここで一騎がコーヒーとか持ってきたら少しほっと落ち着いてしまうから演出的にだめなんだ。(コクピットの下に常時あっためてあるコーヒーの水筒入ってたらいいな)

「同じ人間同士で」って何度も出てきたのは今までの総括感。いやちゃんとした開示はあとにあるはずだけど。
フェストゥムと人間の"境界"を曖昧化し「人間とは何か」と問い続けてきたからこそ人間側からも揺るがす試み。



ずっと緊迫状態の中総士の「飛べマークニヒト」癒しだった……。虚無の申し子大好きね……。
しかしセルフオマージュもいいけれど「広登を返せ!」はちょっとな。
一騎の特別、というのもそうだし、それを思い出しているうちに暉の切実感薄れてしまう。いわば邪魔。
だとしても暉ほんとつらいよ。
やっぱ暉は衝動で躊躇なく人に向けて撃てるんだな。いろいろあった上で。
広登が生きてるって信じてる暉つらいよ……。コクピットの穴見てないのね……。
でもどこかで嫌な予感は抱えてるはずで、それを振り消して眠る暉想像するともうほんと……。総士の言い回しからしてほぼ生存の可能性ないってわかってるよね。


カノンが見た景色、あれだったんだ……?てっきり島に戻って戦うんだと思ってた。

オルガさん無事でよかったよう……。溝口さんと一緒にいたからかな。
地味に帰還に尺取ってたからいきなり撃ち落とされるんじゃないかとびくびくしてた。
でも帰ったほうがまだ安全だよね。島こっち来るとか言ってるけど。広登が映った映像を、死亡確定を知らされぬまま、芹ちゃんは見るんですね。

でも広登の遺体、島に帰れる希望が残ってよかった……。
「亡くなった人の遺品を集める」ことさえできない戦地で、あのまま島以外の場所に放置されて終わりとか堪えられないと思ってた。
何気に今まで遺体が残ってる人って衛だけなんだもん……。(すごい今さらながら衛の遺体を取り出した人誰だろうってつらい気持ちが)
フュンフの解体とか遺体の扱いとかほんっっっと容赦ねえよな!!!
でも憎みきれないのはダスティンもキースも「人間」してるからなんですよね。


一騎の「ここは俺がやる!」に総士が「足止めしろ」と牽制するのが好きですね……。
一回ザインの腕吹っ飛んで両腕ばたつかせる一騎ちょっとかわいい。どういう感覚なんだろ……。かっこよく結晶散らしてお前は。
頼ってくれて嬉しい総士も好きですね……。やっとパイロットになって一騎と対等になれたんだもんね……。
今回ほんと総士が癒しだった。いや一周めこのへん色々フリーズしてて癒しどころじゃなかったか。

ずっと宇宙に浮遊してるアザゼル型がいるの?アルタイルとはまた違うの?一騎のフェストゥム察知能力開花感?


トリプルプランてこれから実行する作戦かと思ってた。ひとつかふたつは終えてるのね。
しかし地図もう少し見やすくならんのかね。
まあ行程の大変さが伝わればいいのか……?
自殺した家族一騎と交流してた人たちじゃん……目の前で見ちゃったのかよすごい顔してた痛ましすぎるええええええ……。
な、なんてことを。

戻ろうとする人をエメリー直々に止めてるカットもわりと胸にくる。
重いものを抱え受け止めてるエメリーの覚悟大好きだよ……でも総士のエメリー不信ぶり笑った。
おでこ合わせるのは総士だから萌えるわ。一騎と美羽、総士とエメリーに重ねて見てるからな。

散々に痛みを背負わされて、孤立無援だっつって疲弊しきったところに操の影はずるすぎる……。
そんな賭け勝ったも同然じゃん!!いや味方になってくれるかわからんけど!!
むしろここでちらつかせといて手のひら返しとか大いにありうるわ。いや構成的にそれはないかな。知らんわ。でも総士賭け得意だから。信じてるから。
ここの美羽の「きっと来るよ」がすごすぎる。唐突な感じと、寄せる無根拠な信頼感と、安心できるほうの信頼感と、エスペラントとしての超人的な雰囲気をまとっている。
てか単純に私諸星すみれさんのファンなんだと思う。

やっと予告の空に天使のはしごが……。
そうよね我々には操と甲洋という希望がまだ残っているんだ……!!!サブタイ不穏だけど。


うーん。もっと感想縮め……たい……。
でも怒濤の展開すぎるし面白いことは確かなんだな。見てるのつらいけど「面白い」んだな。心底。
そういえばロングショットで人類軍からの攻撃をかわすマークジーベンがかっこよかった。なんだろう、ああ真矢ちゃん生きるか死ぬかの戦いの中に身を投じてるんだなあ……と。
それがあんなことに……わかってたけども。けれども。