真昼の淡い微熱

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僕と君の大切な話1巻/ろびこ

脳内ポイズンベリー』にしろ人と人のすれ違いを深く心情描写で突き詰めて描く作家はそれを煎じつめて戯画化した作品に辿り着くものなのか……。

「男って」「女って」という、今もなにくれとなく通用してしまうカテゴライズから見る偏見を採用して「男と女は異性同士だからこそわかりあえない」に終始してしまうのはきつい。
キャラはかわいいし気に入ったし2巻でわちゃわちゃした学校編になるのが楽しみだけど、私がろびこさんに期待しているのはオタク文化的キャラ遊びもあれど巧みな心理描写が主だからなー。
そのへんは期待できないかもしれないことを覚悟しつつ買うとは思います。