真昼の淡い微熱

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劇場版SHIROBAKO

面白かった~!
またあのみんなに会える!ていうわくわく。
色んな人の色んな物語があって、ともすれば道を踏み外してしまいそうなのに、軸足はしっかりしていて到着点のわかるコースター。
しかしだからこそひとりひとりの物語は薄くて、TVシリーズのずかちゃんの声優採用みたいなカタルシスはない。
TVシリーズではラスボス戯画アクションが木下監督とおじさんたち……であって宮森は送迎係でしかなかったところが、今回宮井さんとふたりで任侠アクション担当している!ていう成長譚は感じる。

えくそだすっ!二期とか、VRセクハラとか、相変わらず安易なエロに走るアニメ業界カリカチュア風刺がきいている。
そこにきて任侠アクションでは女ふたりを脱がせることもなく、「エロがなくてもファンは釣れます!」ていうアニメへの矜持にめちゃくちゃ泣く。