真昼の淡い微熱

感想ブログ

Disclosure

夥しい数の映画がオーバーラップしてきてすげえ。
構成のセンスがもうすげえ。
この数々のアーカイブは一体……。
すべてインタビュイー当事者から語られた蓄積なのだろうか。


ゲテモノ、ネタ、シリアルキラー

シリアルキラーはなんかわりと盲点だったというか……。
映画をあまり見てないというのはあるけど
そういえば半沢直樹見てて思ったんだけど日本では悪役の奇天烈さを表現するキャラ付けとしての"オカマ"キャラステレオタイプがあるけど他国はそういうのないのかな。

人種と結びつく世界は率直に知識不足。
結局人種差別はあらゆる差別と共にあり。
女性が男性化していく魔法にかかって、白人は紳士化し、黒人は野蛮化してゆく。
そうそう男性ホルモン注射のおかげで野蛮化してゆくのもそれはそれでミサンドリーでもあるよな。

ホルモン注射、もちろん当事者はリスクを知るべきだが、フィクションで安易にトランスジェンダーを死なせる小道具としてのホルモン注射は最悪だよな。
与えられた性別を拒絶し体をいじったら天罰が下るぞって言ってる。

女の股になんかついていることは気持ち悪くて、有害で、それに性欲を向けさせられた男は被害者で、吐くほどの異常事態なのだ、というシグナル。

男装女性がカミングアウトするとき口で言やいいのに決まって胸はだける、は笑った。あるよね!!!
ポルノだな!!

トランスジェンダーキャラだとわかりやすくするために声を低く編集されたり、死体役で体を"検品"されたり、なんなんだ。
親友に「カミングアウト」したら真っ先にシリアルキラーが出てきた傷の話に泣く。社会が、そうであること。だから個人が傷つけて、傷つけられること。

現在これだけの数のトランスジェンダーがメディア分野で活躍しており、それは羨ましいとさえ思う。
個人が社会に傷つけられることが、殺されることが、少しでもなくなってほしい。