安定の面白さ。
だけどカウンセリング要素が薄まって物足りなかったかなあ。
と思ったけど最終話でただの高校生が金取ってセラピーの真似事や る倫理と責任について言及されたからちょっと許した。
「いやそこ行ってほしくねえな……」 と危機感と警戒心を抱いたところから急カーブしてきっちり" そこ"を避けてくれる。好き。
そうだよ男なんかのために女が対立するのがいちばん嫌だよ。
泣く。
あのあとの共通点が性犯罪・暴力被害という悲しさある。 車ぶっ壊したあとの帰り道がすごいよかったね。
「女」の連帯を得たとしても、 その後なんでも打ち解けて仲良くなれるわけじゃない。 無言で淡々と夜道を歩く。友達じゃない。
でも思いやりある言葉はかけられる。
バスにだって一緒に乗れる。
べたべたじゃない。確かに連帯はある。
オーティスが初挿入セックスするのが「本当に好きな子」 相手じゃなくて本当によかった。
オーラと試みつつ挿入だけは無理になってきたあたりで不安だった 。
愛あるセックス至上主義にならないか。
そしたらまさかの急カーブ。
いやーニケツも橋でコーラ乾杯も良かったねえ。
セックスにあるべきは責任と安全。
好きじゃない人とセックスしても、単に気まずくならず、 なかったことになって終了にもならず、 変に互いを意識したりすることもなく、 互いに互いの日常へ戻ってゆくんだけど、 そこに責任は存在するしアフターピルも買いに行く。
ここがいちばんの性教育だった。
愛と性と生殖を結びつけるな。
セックスに必要なのは愛ではない。心身の安全確保のみである。 命とプライバシーを明け渡す行為なのだから。
家族愛は疑問だな~??
いやメイヴの親子関係はすげえよかった。よかったって言っていいのか。
オーティスとジーンの関係がなんだかんだ上手く丸くやれていたり、水泳に邁進するジャクソン親の改心がはやすぎたりと、もやつくから。
いや女女カップルと人種横断養子関係……が破綻一辺倒だったらそれはそれでもやるのはわかるんだけどさ。
オーティスの話結局出版されなかったよね……?
メイヴひとりがね、しわ寄せ食らって親を許してハッピーエンドじゃなくてよかったなって意味でさあ……。
親を通報して逆に「許さねえ」て言われる子供、つらすぎる。
依存症回復がそれだけ難しいという描写でもあるのだ。
何を当然視していて、何がまだ認知が低いと考えているか。参考になります。
同性愛、いっぱいいっぱい、いっぱい溢れていて、そうなのだろうと思う。抑圧されない社会だったら同性への恋愛感情はこれだけ発生するのだと信じられる。
しかしながら、差別が全くない社会ではなく、アダムの軍隊養成所同級生つらかったな……。
アダムも進行形だったエリックのこと隠してエイミーの巨乳の話するあたりも「なんとなく隠して女好きに見せたい」心理描写やばくないですか。
咄嗟の言い訳「お前の巨乳彼女のこと思い出してた」もさ……。
バイだってオーラに打ち明けてから、普通に「I'm Bisexual」って言っててなんかよかったな。
今一期一話見たらちょっとつらいと思う。
アダムとオーラ・ジャクソンとヴィヴの男女友情もよき。ジャクソン……友情のままでいてよね?
リリーがオーラとくっつくときなんか男と比較されたのイラっとしたな。
女が女を選ぶとき男を引き合いに出されるの嫌。まあリリーはどう考えても挿入セックスへの憧れある人なのでその台詞なにも不自然ではないですが。
でもそれで貝合わせとかペニバンとか出すんなら一期に出てきた百合カップルにはそれ以外の道を示してくれよな。
父親に「男が泣いてもいいんだ」って言われて「知ってるけど……」ってなるオーティスよかったな。
「泣いてもいいんだ」って言ってるうちは自分に言い聞かせてるだけで抑圧を内面化している父感よく出てる。
男らしさの解放の、次段階へ行こうとしている。
「父親になりたくない」とオーラに図星指されるオーティス。ああ。時折見せるオーティスの苛烈さはこれかという。モノポリーひっくり返したときとかのヒステリーを、普段は隠して紳士的にあろうとしているのか。
でもエリックがアダムとの関係打ち明けたとき友人として心から心配しているの感動したから、君はちゃんと優しいんだと思うよ。
てかエリックとの友情めっちゃいいよね。男の、肩を寄せ合う、素直に謝ったり慰めあったりする、友情。
まあパーティーの演説は失笑ですけど。
「怒るっていうより失望した」、一番堪えるよね。
失望した男からもらう、あんま反省って感じのしない未練がましい留守電なんか絶対聞きたくないから削除してもらって正解ですわ。
どうかねえ、くっついてほしくない気持ちのほうが上がってきた気がする。