真昼の淡い微熱

感想ブログ

SEX EDUCATION season3

アダム………………
 
 
 
ちょっとお。
ちょっとアダムがあまりにも切なすぎるんですが……。
そもそも同性カップルが別れるところもう見たくねえ~。異性カップルのそれとはちゃうんだぞっていうか主役異性カップルがくっついてそれは私がつらい。。
 
感情を教えてもらったじゃないよお。よかったねえ。
うう。。
飛ぶ覚悟と歩き方の対比に納得せざるをえず。
エリックほんと良い顔するから親類との集合写真のときの引きつりこうなるんだと悲しかった。
 
 
いやあでも今シーズンわりとつらい感じが多かったな。
アダム父、兄に「僕の責任じゃない」と断ずるのはよかった。見栄もはがれてく。
が、乗り越えた瞬間無関係にアダム母と復縁したところでがっかりすぎた。
アダムへの悪影響を悟って冷静になる母で命拾いしたしそのためだとわかるんだけど……。
中年男性の弱さを乗り越えた先に異性愛者としての男性主体確立、嫌すぎる。
 
オーティスという白人シスヘテロ男性主体主人公もなー。
オーティスと錯乱的な「キレ」の問題は来シーズンにも持ち越されるのだろう。
「キレ」を「解決」してヘテロ男性主体化したわけではないところが救い。
まだ爆発の余地がある。
最終的にどう応答するかによって私の作品の評価が分かれる。解決やヒロインによる受容ではない、と思うが。
 
 
つらいってね、全体的にマイノリティが周縁化されていってるのがねえ。
いやアイザックここで退場にはならんよな……。なったらなんのために貧民障害者が主人公の当て馬にならねばならんかったのかって話。
アイザックとメイヴのあの慈しむようなついばむ触れ合いもセックスだって言う気概でやったんだろ。
メイヴがトレーラーハウスを脱出するのはよかったけど、そこに捨て置かれたアイザックがいるのだ、ふたりは階級すら分かたれてしまったのだという苦味が残る。ここは活かしてくれるよねえ……。
 
二期の「急カーブ」がよかっただけに、オーティスとメイヴが阻まれれば阻まれるほどマジョリティを周縁化する作用が生まれてしまい、ここで今更マイノリティを押しやってマジョリティをメインストリームに戻すグロテスクさが際立つ。
だからオーティスとメイヴくっついてほしくなかった感を引きずっている。。
 
ジャクソンとキャルがカップル化したのも結局カップルでしかドラマやれんのかいっていう。
かと思えばクィアは別れねばならんのかいっていう。
ノンバイナリーの話あんま見たことないんだけどその中では無性愛とセットになってるイメージがあって、そういう意味では恋愛やるのもありかねとは。
でもこの異性愛者との「壁」がステレオタイプ化するのは危惧かな。
 
あと家族愛な~……。
ジーン命がけで子ども産んで禊を落とすな。おまえはオーティスに対して虐待している。許されるなバカ。
メイヴの母も娘返して金渡したくらいで許されるなバカ。
ここはメイヴも親と恋愛と二重苦のシーン最悪つらかったしな~。
 


アダム父、校長の座戻らないでほしい。

ヴィヴィが「黒人女性が全校代表になるのは外聞がいい」で立ち上がるのは最高だったが。

廃校決定するけど性教育運動が全国拡大、の流れは良かったねえ。
いやでもやっぱあらゆるドラマが平行しててさすが面白かったな。
オーラの話もっとしてほしいかもしれない私は。
 
あと一期の女カップル貝合わせずっと気がかりだが結局偏見払拭話はしてくれない。
まあオーティス?は挿入主義自体は否定してるんやけども。
リリーとオーラは触手セックスだろうか……。