真昼の淡い微熱

感想ブログ

2016-11-21から1日間の記事一覧

ライアー×ライアー9巻/金田一蓮十郎

前巻のおわり気になりすぎて、今巻の最初は本誌で読んだんだけど、結局いつものパターン~!『ニコイチ』から一貫して変わらぬゆるいカミングアウト。一回くらい修羅場になってもいいんじゃない!?両親カムは結構重たい気がしますけど血繋がってないしあの…

王とサーカス/米澤穂信

衰えない鋭さ……。山場は殺しの謎解きシーンじゃない。そのあとだ。そのあとが米澤穂信だ……。荷車、荷車ね……。憎しみ。報道への、記者への、憎しみ。そして矜持。『真実から10メートル手前』の万智よりもずいぶん精神が幼い。報道に対する姿勢。匙加減うまい…

ちはやふる33巻/末次由紀

気づいてしまったんだけどわたし……既にちはしの手遅れなところまできてるかもしれない……今さらだけど……。す、すごい……好き……。だってこれ救いでしょう。千早はいつもいつも気づかないところで詩暢ちゃんを救っている……。潔癖の詩暢ちゃんはいつでもかるたが…

進撃の巨人20巻/諫山創

うそでしょアルミン……。ちょっとうそでしょ……?いや、はや、なんなんだよこの切望と痛みは。なんなんだこの生き様は。無念は。あまりに小さい、一人ひとりが成した、死ぬことで成した、功績はあまりに小さい。だけど大きい。それがなければ一筋の希望さえ潰…

千と万3巻/関谷あさみ

やっと3巻出たと思ったら中途半端なところで完結……雑誌の動向なんて気にしてなかった。ちょっと悲しい。この生活感が『千と万』のよさですね。蛍光灯のサイズが合わなくてひっそりと買い直す、かわいい。そしてこの感覚めっちゃわかる。一大事だ。この中学生…

しまなみ誰そ彼2巻/鎌谷悠希

加害者……被害者も加害者……。美空さん、あそこでちゃんと怒れるんだなって思った。でも、最初はなにが起こったのかわからないのも。つーかそもそも痴漢を、冤罪ネタとしてでも、性的な表現方法でも、男や女に醜悪なステレオタイプを押し付けるでもなく人災的…