はらだ作品苦手派だからよく覚えてないんだけどはらださんってこんなに倫理に自覚的な人だったっけ？
匠に愛着が湧いて触手扱いできなくなったあたりもそうだし、何よりもレオくんの立ち位置がすごい……。
レオくん結構萌えるんだわ。
みんなそうだろうと思ってレビュー見たら案の定人気。ですよね。
まずシチュ的に友人の隣でセックスしてる一コマめっちゃ好き。
両想いになってほしい気持ちもまあある。
けど実際レオくんが好きな子から向けられてる感情って恐怖と嫌悪であって好意などではなく、まかり間違っても「レオくんの真意に気づいて振り向いてもらえる」等ではない……。
当然である。
なんか現代恋愛ものに求められ始めている合意形成の重要性に対してまずこういう形で応答してくるのがさすが。
完璧。これ以外ない。すげえ。
従来のBLへの反省。
まずやるべきはこれだし、でもはらださんにしか描けない唯一無二の描写なんだよ……、そこがすごい。
強姦の徹底したゲスさ、グロテスクさ、相手への尊重がミリもなく侵害してくるまごう方なき「強姦」。
そんな強姦とエロやフェチが両立しておりながら恋愛ファンタジーには手を付けない点がはらだ作品苦手な理由。
だったけど、本作ではそれがいいほうに作用しているから受け入れられる。
あと私がBLに興奮を求めなくなったからかな……。
レオくんはレビュー見ると好き嫌いぱっくり分かれていて、萌えか嫌悪かという絶妙さ。
やっぱりちゃんとした強姦（？）とフェチが両立してる……こわ……。
でもさすがに「犯されてる葛谷かわいい♡」て感想にはドン引きだわ。そう描かれているとはいえあんまりにも怖いよその感覚……。
受け×受けのリバ、完全に好きだし連載開始時から情報キャッチしてたけど手出してなかったのはまあはらださんのリバは好みじゃないからですね。
でもふつーに笑ったし神もいい感じに絡んでくるしエロシチュじゃないエロシチュ最高だし穴家族好き。
