真昼の淡い微熱

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政治の修羅場/鈴木宗男

ボトムアップだねえ。
「先生」の考えを先回りして読み取ることが優秀な秘書となるわけか。
とある仕草をしたら煙草がほしいということ、そしてそれに従わねばならない、みたいなのって面倒くさいよ……。
でもそれが日本的なのだろうか。

「総裁選の賄賂を受け取らない。金で動いたと思わせない、気持ちで動いたと思わせる」(下手に義理を作ったら縛られる)とか面白い駆け引きだなー。


全然小泉政権時代を知らないけど、北方領土、「政府が四島一括変換方針のところを鈴木氏が二島先行に無理矢理進めた」わけではなく「ロシアの情勢に従い二島先行でという政府判断に従ったら世間から批判された」の、?
だとしたら面白いよなあ。とかいう話ではないけど。事実が事実と解離する。
それで田中氏が四島返還を要求したらロシアに付き合いきれんと放り出されふりだしと。
政治って緊張するな。物語としては面白いんだよ。