・あとがき
取材対象がみんな無差別殺人犯の心理状態に理解を示したことで、「この気持ちを持つことはありうるんだ、否定されないんだ」と著者の希死念慮が消えた話がいちばんよかった。(担当編集者さんはいちどき希死念慮癒えた……だけなのも含めて。)
セラピーになる。
・刑務所内介護
他の懲役刑者が介護をするらしい。
・刑務官は親しくなった人を死刑にする
・死刑囚はお務めしない
・懲役刑者がいちばん改心しない
死刑囚、無期懲役囚は自分の先行きが決まる。
・「ごぼう抜きする」
人生に躓くと一発逆転を狙う。東大合格、そして殺人。
・バンジージャンプ 殺人に対する勇気
「殺人は勇気がいる」が、テンションがハイのときとローのときとでバンジージャンプへの勇気の持ちようが変わったように、そのときの心情によってどれだけの勇気が必要かは変わるのではないか。
・世間が狭いと極端いく
少しのワルを見て「こういう人がいるんだ」と実感。
高卒でできる仕事は美容師しかないと思っていた、でも自分は手先が不器用だからできない→詰んだ。
・話を聞く人
心理学を学んで鬱だったと知る。
ぼろぼろ状態で無銭飲食して許されて赤の他人の店長に「また来てね」と言われる、救われるけどそんな美談で人は変わらず、五度目の自殺未遂をしたときに極限まで行って目覚めたら頭が妙にすっきりして希死念慮が消える。