真昼の淡い微熱

感想ブログ

はいからさんが通る 1巻/大和和紀

やっと読む機会が得られた。
小花美穂のルーツ探り。
これ大和和紀さんの作品だったんだ!

しかし性別固定役割の話多いな!
70年代の価値観で大正を描く、と言っても、浅学ゆえ70年代の価値観もよく知らん。

ちょうどウーマンリブが盛んになってきた時期。
だけど「女の子らしくしなくちゃ」とか言ってるのはわざとなのか?大正の価値観を描いてるのか?
「じゃじゃ馬」って言葉性差別的だよな。
固定役割を厳格に示して、そこから突出させる試み。
男尊女卑おじいさんを剣で負かした紅緒はスカッとしたけど、全体的に「今」から見たら目新しくもなく、むしろ窮屈に性別規定されるのでなんとも。


「最初はやなやつ」「木から落ちて受け止めドキッ」「お転婆ヒロインを面白がり目が離せないヒーロー」
等、うわあ王道!いつまでも変わらぬ王道がここにある!という感動はあった。
紅緒と環の百合ください。


これから恋愛展開本腰入れたり戦争突入したりするようで。
でも2巻以降読む機会いつあるかしら……。